前回の記事で、中学受験の塾には極力行かせず、自宅で難関中学受験合格者に近い学力をつけるにはどうしたらよいかと書いたが、その有力候補の一つが、通信教育である。
有名どころは、z会や四谷大塚の進学(リトル)くらぶ、サピックスなどになるだろう。
長男はまだ小学校1年なので、受講するには少し先の話・・・と思っていたが、これらの通信を先取りして、小学校2年から、中学受験の通信講座を受講するのはどうだろうかと思うようになってきた。
実は、うちの長男は、幼稚園の頃から先取り学習を続けており、現在は小学校2年のカリキュラムを行っている。
やっていることといえば、スマイルゼミの1年先取りと、更に市販のドリルを加えた程度。
小学校2年の勉強はそれほど難しくはないようで、今のところ順調に進んでいる。
そして、小学校2年になったころ、z会中学受験コース3年生を受講させようかと考えてきた。
これについて、メリット・デメリットは以下の通り。
メリット1 良い流れのまま先取りできる可能性
今小学校2年の勉強をさせているといったが、特につまづいていることもないため、z会の小学3年中学受験コースにもすんなりと入れる可能性は高いと見ている
デメリット1 途中でつまずく可能性
しかし、小学校5年生頃になると、算数でつまづく生徒は多いと聞く。また、小学校中学年、低学年の頭では、抽象的な概念はなかなか理解できないようだ。
もちろん、中には優秀な数学的センスを持って子供もおり、そんな子供にとってはそれほどハードルは高くないのかもしれない。
しかし、普通の子供を考えた場合、やはり高いハードルがあるだろう。
そうなれば、先取りをしても途中でつまづき、最悪、算数が嫌いになってしまうのではないかと危惧する。
メリット2 勉強のボリュームを平準化できる
中学受験は、小学5年生、6年生のボリュームが半端ない。
z会などの通信で見ても、小学4年生くらいまでなら何とか、と思えるが、小学5年生になると、1日最低115分間の勉強が求められており、予習や復習まで加えるとこの倍、つまり1日4時間程度になる。
しかし、先取りをさせておけば、小学校4年の段階で小学5年生の内容を解き始めるため、時間的に余裕ができることになる。
つまり、実際、小学4年から6年の3年間で、z会や四谷大塚進学くらぶの5年、6年のカリキュラムをこなせばよいのだ。
単純に、1日平均4時間の勉強が必要だったとすれば、3年間で学習をすすめることで1日平均2.7時間で済むようになる。
これだと、スポーツなどの習い事もさせながら、何とか両立が可能となってくるのではないだろうか。
まとめると
長男を見ていると、算数に苦手意識は全くないが、大好き!というわけではなさそうだ。
図鑑で、鉄道や人間の体などには興味はあるが、それに比べると算数は・・・。
中学受験コースのz会3年生や四谷大塚リトルくらぶ3年生は、難易度的には難しくないと聞く。
このため、小学2年生までの間は、今まで通りスマイルゼミと市販の教材で理科と社会まで含めた1年先取りを進め、実際小学3年生になった時に、中学受験z会4年コースや四谷大塚進学くらぶ4年生コースにするのもよいかもしれない。
なぜなら、長男は、もともと勉強は好きというわけではなく、スマイルゼミのゲーム機能にひかれて勉強をしている節もあるからだ。
小学2年生と言えば、まだニンジンをぶらさげないと学習が続かないのではないかと見ている。
こんな中、スマイルゼミをやめて、z会やリトルくらぶ、サピックス通信などにうつっても、継続できるかは分からない。
継続が何より大事である。