中学受験をテーマにした漫画(マンガ)、二月(2月)の勝者を読みました。
5冊まとめて読破してしまうほど面白く、また、親として得ておく必要がある知識も得ることが多く、大変役に立ちました。
とりあえず、備忘録がてら、1~2巻の気になった部分と感想を書いておきます。
にしても、1ページ目から、塾の講師が「君たちが合格できたのは父親の経済力、そして母親の狂気」という言葉から始まり、いきなり面食らいました。(確かに経済力がある父親の元、母親が専業主婦で徹底したサポートがある受験生は、強いです)
・中学受験生のうち、第一志望に受からないのは全体の7割
こんなに多いんだなぁという印象です。ほとんどが第一志望に受からないっていう感じですよね。
・日本で毎年プロサッカー選手になれるのは0.21%。一方、御三家に受かるのは2.58%。難関校まで入れると10%。凡人にこそ中学受験がすすめられる。
プロスポーツ選手になるのは非常に険しい道のりですし、ケガでもしたら、その瞬間終わりですからね。
やはり、そういう意味で、中学受験を通じて、学力をアップさせ、ビジネスのフィールドで活躍できるように整えてあげることはすごく良いことだと改めて感じました。
・御三家で、高校から入れるのは男女6校中開成の1校のみ。
これは時代錯誤していました。今はそうなっているんですね。
しかも、有名私立校であればあるほど、その傾向が強まってきているらしいです。
こうなると、都立や県立高校上位高が、ますます狭き門になってきそうな印象があります。
開成も、いつ高校入試を閉じるかわかりませんね。
・鉄道など文科系よりの部活は女子の目がない男子校がのびのびできる。
これは確かにそうですよね。
仮に公立中学に行けば、女子の視線はスポーツ男子に向けられますし、一方の鉄道部や放送部、写真部や吹奏楽部などの男子は、気持ち悪い者扱いさえされかねません。
女子の目を気にしやすい年頃ですが、気にせず、自分の打ち込みたいことに打ち込める環境づくり、すごくいいことだと思います。
・文部科学省の指示で難関私立大学の合格者は大幅に減らされつつある。
地方創生の観点から、都市部への学生流出を抑制するために、入学定員超過の大学小野補助金カットの基準を厳格化したからだそうです。
しかし、これって、根本的な地方創生のための解決策には全くならないと思いますが。
まぁ、国が決めたことなので、応じるしかないのでしょうが、学校選択の自由が狭められるのも、どうかと思いますね。
・今まで塾に行っていない子が、小6の模試で偏差値40はかなりすごいこと
理由としては、中学受験は、高校や大学入試と異なり、学校で習わない範囲を4年生からの3年間かけて学習するため、とのこと。
なんとなくわかってはいましたが、偏差値40でかなりすごいというのは、意外でした。
こういう生徒は、この後の追い上げが凄まじいらしいです。
また、3巻以降の感想も書いていきます。
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