中学受験の通信講座といえば、四谷大塚の進学くらぶとZ会、進研ゼミ(チャレンジ)が有名ですね。我が家では、進学くらぶを長くやってきておりますが、ℤ会もやったことがあります。チャレンジは友人がしています。今日はこの3つを比較して記していきます。
四谷大塚の進学くらぶ(リトルくらぶ)、Z会中学受験コース、進研ゼミ中学受験コースの比較
いきなり結論ですが、家で家庭学習をするなら、四谷大塚の進学くらぶが一番だと思っています。そして、できれば低学年のリトルくらぶから始めるとよいと思います。
サミュエルは、公文に似たプリント教材をアフタースクールで大量にやっており、小2当時も成績が優秀でしたが、リトルくらぶを小2後半からやり始めたとき、なかなかの手ごたえを感じておりました。
もし、あまり勉強をしてきていない状態だったら、小2でいきなりつまづいていたと思います。ということで、小3から入ると、ある程度先取りをしていない子にとっては、かなりきついと思います。
この経験を活かし、ライアンは小学1年生からリトルくらぶを始めています。
リトルくらぶは、日々の学習予定日が問題集に記されていますので、1日やらない日があると気持ち悪くなるみたいで、順調に毎日やっており、確実に学習の習慣がついています。
また、毎月やることが高度になりますが、無理のない坂道を描いてくれていますので、サミュエルより出来が悪いライアンも、無理なくついていけています。
また、リトルくらぶの低学年はそれほどでもないですが、進学くらぶになると映像授業もかなり充実してくるので、子供は楽しく勉強をしてくれます。この映像授業の質の高さが、進学くらぶの最大の売りではないかと思います。
ただ、前回お伝えした通り、我が家は小4の7月で進学くらぶを一旦退会し、塾通いを始めました。
やはり、通信教育は周りに一緒に勉強をする友達がいないので、集中力が切れやすいようです。なんで周りが遊んでいるのに、俺だけ家の中で勉強をしないといけないんだ?と。
本人も、「進学くらぶの2時間はなかなか経たないけど、塾はあっという間。周りが頑張っているから、俺も頑張れるぜ!」と塾通いが良いといいます。
でも、進学くらぶをある程度こなしていたからこそ、塾の上から2番目のクラスにいきなりサミュエルは入れました。
進学くらぶの内容は、質が高いです。塾の先生も「進学くらぶレベルの教材をある程度きっちりやっている子じゃないと、なかなか2番目以上のクラスには入れませんね。でも、あれを家でやれるのは、保護者の方が横についてしっかり指導してあげないと続かないと思います。分量もどんどん増えますから。毎年、小5手前で音を上げて塾通いを始める人もいいです。でも、最近は中学受験ブームで、今年は5年になるまでに定員オーバーになると思いますので、少しでも中学受験を考えておられるのなら、今お入りになることをお勧めします。」とおっしゃっていました。
我が家は小4ですが、だんだんと進学くらぶの宿題がたまる状況になりつつありました。また、先生の「定員オーバーで入れなくなる」という言葉にドキッとしてしまし、まぁ本人も通いたいと言っているので試しに通わ得てみてもいいか、と入塾を決めました。
進学くらぶは通信教材なのに、相当なボリュームがあります。このボリュームは進学くらぶの強みでもあると思うんです。Z会中学受験コースは、問題の質は良いが、問題量が圧倒的に少ない。市販の問題集を追加しなければ、なかなかあの量では合格できないと感じます。進研ゼミは、さらに少なくなりますし、問題自体も簡単になります。
このため、友人が言うには、進研ゼミ中学受験コースは、最高でもY55までではないだろうか、ということです。
一方、Z会の問題は、進学くらぶと遜色ありませんが、問題の量が少ないのと、サミュエルが言うには、「映像の先生が固くて面白くない」ということらしいです。
あと、親の目線から言うと、Z会は単科で受講することができるのは良いのですが、一方で、4科目すべてを取った場合、四谷大塚進学くらぶより割高になります。
この点が気になります。
でも、Z会に合う子もいるので、こればかりは子供にどちらもさせてあげるのが一番だろうと考えております。この点、Z会は1か月だけ(四谷大塚は2か月の受講が必要)の受講もできるので、お試ししやすくおすすです。
ただ、色々と経験した感想では、やはり一番合格に近いのは塾通いなんだろうな、と思います。通信講座では、本人に学習内容が本当に定着しているのか図るのはなかなか難しいです。もちろん、進学くらぶには毎週の週テストがありますので、そこで把握はできますが、できなかった問題を親が管理してあげて、できるまでもっていってあげることは、共働きの我が家にとってはかなり大変でした。でも、親御さんの時間が比較的あり、家できちんと管理してあげられ、その親の指示に反抗せずにできる子は、進学くらぶやZ会でも十分合格が狙えると感じます。Z会中学受験コースは、親が追加で教材を取捨選択する必要が生じると思います。おそらく四谷大塚の受験シリーズを追加購入する人も多いと思いますが、それだったら、はじめから進学くらぶでよいと思います。
進学くらぶは、毎週のテストの印刷、そしてそれをPDFに直して、四谷大塚への提出作業があり、これが操作性が悪く結構大変でした。
写真ですぐ送れるようにすれば、もう少し頑張ってみたかもしれませんが、私も妻も忙しく、だんだんと教材もたまるようになり、ストレスになってきて、今回本人も希望したということも重なり、塾通いをすることを決断しました。
本人が希望していなければ、本当はもう少し自宅学習で粘りたかったですが(;^_^A
でも、サミュエルには、「塾通いして成績が落ちるとすぐにやめるからね。緊張感をもって通塾するように。」と強くいっています。
さて、今度の土曜日には、さっそくクラス分けテストがあります。
しかし、サミュエルは全く勉強をする気配なし…。その割に「あー、塾楽しみ。待ち遠しい!」といいます。
彼の頭の中はどうなっているのか。。。小学4年生の男の子の頭の中が、よくわかりません(;^_^A