2018/06/17

前回インナーマッスルについての記事を書きまして、体調不良を改善し健康になりたいならインナーマッスルを鍛えることをお勧めしましたが、今回は、インナーマッスルと会うアウターマッスルを比較してみたいと思います。
その前に、簡単にそれぞれの説明ですが、
アウターマッスルとは我々が、一般に「筋肉」と聞いて思い浮かべる、あのムキムキの「筋肉」のことですね。
つまり、人に見える表の筋肉です。
一方、インナーマッスルとは、人の銘は見えない、体の内部にある筋肉です。
これは「魅せる筋肉」ではなく、姿勢を保持するための筋肉です。
姿勢が崩れることは、体のバランスの崩れに繋がり、それが体全体の不調につながるため、このインナーマッスルを意識することは、健康な生活のために、非常に大切なことなのです。
インナーマッスルとアウターマッスルの違いを比較
インナーマッスル | アウターマッスル | |
役割・機能 | 体の姿勢の保持、バランス確保 | 力の保持、パワーの確保 |
筋肉の特徴 | ・細くて軽いため、鍛えても体重が増えない(=女性に嬉しい
・年をとっても衰えない ・鍛えるときにけがをしにくい |
・太くて重く、鍛えれば体重も増加する
・年を取れば衰える ・鍛えるときにけがをしやすい
|
筋繊維の特徴 | ・筋繊維が強いため、鍛えても筋肉痛になりにくい | ・筋繊維が弱いため、鍛える過程で筋肉痛を起こす |
訓練時の負荷 | ・自分の体重で十分な訓練ができる | ・自分の体重だけでは訓練効果が限られており、ダンベルやバーベルなどの重量器具が必要となることが多い |
訓練の回数 | ・衰えにくいため、回数は少なくても良い。 | ・衰えやすいため、回数が必要 |
脂肪燃焼効果 | ・全身の代謝が上がるため、高い脂肪燃焼効果が期待できる。
・インナーマッスルが鍛えられていると、脂肪が付きにくく、太りにくい体になる |
・代謝はそれほど上がらないため、脂肪燃焼効果はあまり期待できない
・アウターマッスルを肥大化させるには、タンパク質が必要であり、運動量以上のプロテイン等を摂取し、太る場合も少なくない |
持続性 | ・インナーマッスルは衰えにくい | ・アウターマッスルは継続的に鍛え続けなければすぐに衰えてしまう |
インナーマッスルを鍛えることの魅力
我々が「筋トレ」と聞くと、大体はアウターマッスルの方を思い浮かべることがほとんどだと思います。
でも、この表を見る限り、インナーマッスルにもすごく魅力があると感じて頂けたのではないでしょうか。
特に、30代以上になれば、だんだんと体の不調を感じてくるものです。
「最近、体の不調が続くな。もっと健康になりたいな。」と思う方は、インナーマッスルを鍛えることを検討されてみてはいかがでしょうか。
インナーマッスルの強化にはヨガやピラティスもおすすめ
一人でやるにはハードルが高いという方は、ヨガやピラティスがおすすめです。
これらは、体幹を意識した効率的な動きをとることから、無理なくインナーマッスルが鍛えられます。
ヨガをしている人に、「あー、体のあちこちが痛いわ。全身不調だらけで死にそうだわ。」なんて言う人いませんよね?
是非一度、試されてみてはいかがでしょうか。