2018/06/17

前回の記事に続いて、出世について必要なことを書いていきます。
出世に絶対必要なこと
確実に言えるのは、所属する部門の評定者が、何を見るかという視点を持つことです。
私の今までの上司は、皆飲み会が好きな上司ばかりでした。
そして、彼らは、彼らの上司から飲み会に誘われた時に、「断る」という選択肢はなかった世代と聞きます。
そのような世代の上司から、飲み会に誘われて断ってしまえば、少なくとも高い評価は得られなくなるでしょう。
理不尽だと思いますが、これが大企業の現実です。
ただ、その上司がもし飲み会が嫌いだよ、という上司であれば、参加率についてはそれほど拘らなくてもよいと思います。
その上司が、何に拘っているのか、よく観察してみることが大切です。
例えば、私の隣のチームの上司は、飲み会はそこそこ、ゴルフは全くしません。
その彼の評価指標は、「チームにいかに貢献したか」の一つのみです。
彼は、休日も仕事をバリバリしており、そのような部下を好んでいると見受けられます。
このため、彼の部下になる場合は、飲み会参加のために時間を取るのではなく、朝は早く出社し、休日出社も厭わない姿勢で、バリバリ仕事をしているところを見せることが大切になります。
一方、「休日まで仕事をしないといけないなんて無能な奴なんだ!」と見る上司が存在することにも気を付けてください。
繰り返しますが、大事なのは、何に重きを置くかという、評定者の姿勢を見ることです。
上司や更にその上の上司も観察してみよう
私の会社では、年配であればあるほど、飲み会への参加率が非常に高いです。
一方、ゴルフも7割以上の年配者がしていますが、3割はしておらず、そのうち1割はゴルフをしていなくても早い出世をしています。
その人たちをよく観察してみることです。
会社での成功は、成功者の行動を観察し、まねることから始まるのだと思います。
私の会社で出世をしている人たちは、ほぼ例外なく飲み会に参加する人たちです。
だから、私は、本来飲み会は好きではありませんが、そこそこ参加するようになりました。
とにかく、この人は!という立ち回りが上手いキーパーソンを、観察してみてください。
観察をする、という強い意識を持たねば、観察することにはなりませんので、本当によくよく観察してみてください。
飲み会と自己啓発、どちらが大切か?
これまで、企業においては飲み会等の参加することの重要だと書いてきました。
では、「飲み会ばかりに参加してたら時間が無くなるが、自己啓発は最低限でよいのか?」と疑問が湧く人もいると思います。
私の答えは、「会社が好調で今後も倒産の心配がないのならば、それで良い。」です。
一方、私の所属している業界もそうですが、けっこう競争が激しく、10年後にはもしかしてどこかの企業と合併しているかもしれない、と感じるのならば、「自己啓発にも重きをおいてください。」と言いたいですね。
実力が伴わず、会社の人間関係を重視するだけで出世する人も少なくないのが大企業の特徴で、今の40代後半のラクして入社できたバブル入社組はそのような人がたくさんいるのは事実です。
しかし、もし不利な条件で合併になった場合、間違いなく実力がない人達は憂き目に遭います。
また、40代後半になれば、全般的に転職はかなり厳しいのが現実ですが、実力やそれに
伴った実績がない奴は、確実に転職は不可能です。
これからは、100年時代ともいわれています。
社会人は、3回くらい大きなジョブチェンジをすることも当然になるともいわれています。
だからこそ、新しいキャリアの構築に向けた、自己啓発もしっかりしてください。
私の見る限り、日本企業において、たとえ大企業であっても、「今後20年間で絶対に倒産しない!」と言える企業は、数少ないと感じます。